「現地のエージェント」と呼ばれる仲介業者には、コミッショナー、ブローカー、斡旋・紹介、コマーシャル・エージェントなど様々な形態が存在します。その中でも、コマーシャル・エージェント(代理商)は、数々の強行規定の適用をうけ、また、法的に身分が保障されているため、代理商の認定を求める訴訟は後を絶ちません。さらに、フランス破毀院が、欧州司法裁判所とは異なる法解釈を行っていることも、法的安定性を害する要因となっています。本号では、代理商契約の要件・効果について説明するとともに、最新の判例の動向を解説します。
このほか、高資格外国労働者を対象とする「EUブルーカード」の申請要件緩和、雇用契約修正への従業員の同意の要否、衛生パスの積極利用など、日本企業にとって実用的なニュースをご紹介いたします。