【入所】当事務所では2009年7月に財務事務次官を退官された杉本和行弁護士を客員として迎えました
2011/04/01
当事務所では、2009年7月に財務事務次官を退官され、本年3月まで東京大学公共政策大学院教授(4月以降は非常勤にて勤務)をされていた杉本和行弁護士(2011年 3月 東京弁護士会登録)を本日4月1日付で客員として迎えました。
以下、杉本和行弁護士の所感を掲載いたします。
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この度TMI総合法律事務所に参加させていただくことになりました杉本和行です。私は1973年に司法試験に合格しましたが、1974年に大蔵省に入省し、およそ35年間、大蔵省、その後の財務省に勤務し、2009年に財務事務次官を最後に退官致しました。2010年1月から2011年3月までは東京大学公共政策大学院教授を勤め、経済・財政政策の授業を担当しておりました。
財務省は財政、税制、会計制度、国債管理、国有財産管理、国際金融等を所管し、国税庁、税関、財務局を傘下に有しております。また、大蔵省の時代には金融行政も所管しておりました。私自身も経済政策、予算、税務、金融と各般の業務に携わってきたところです。特に、財務事務次官としての仕事に携わった1年間においては、就任するとすぐにリーマンショックに遭遇しました。世界・日本が金融・経済崩壊の淵に立たされている状況下で、国際協調の下に、いうならば金融・財政のあらゆる施策を動員して、経済が奈落の底に落ちることなく踏みとどまれるように奔走するという経験を致しました。世界経済は二度目の世界恐慌に陥ることなく、踏みとどまれたところです。
リーマンショック後のいわゆるポスト・クライシスの世界においては、中国をはじめとする新興国の発展を背景にますます進展するグローバル化に企業や個人がいかに対応していくかが非常に重要な課題です。こうした企業や個人等の活動を法律面から支えていくことは、これからの日本の行く末にとっても極めて大きな意義を有することだと考えています。
私は、司法試験から37年の歳月を経て、弁護士法5条の認定をいただき、この度、弁護士登録をしたところです。この世界では全くの新参者ですが、関係する方々のご指導をいただき、また、行政におけるこれまでの経験・知識も活かしながら務めて行きたいと思いますのでよろしくお願い致します。
以下、杉本和行弁護士の所感を掲載いたします。
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この度TMI総合法律事務所に参加させていただくことになりました杉本和行です。私は1973年に司法試験に合格しましたが、1974年に大蔵省に入省し、およそ35年間、大蔵省、その後の財務省に勤務し、2009年に財務事務次官を最後に退官致しました。2010年1月から2011年3月までは東京大学公共政策大学院教授を勤め、経済・財政政策の授業を担当しておりました。
財務省は財政、税制、会計制度、国債管理、国有財産管理、国際金融等を所管し、国税庁、税関、財務局を傘下に有しております。また、大蔵省の時代には金融行政も所管しておりました。私自身も経済政策、予算、税務、金融と各般の業務に携わってきたところです。特に、財務事務次官としての仕事に携わった1年間においては、就任するとすぐにリーマンショックに遭遇しました。世界・日本が金融・経済崩壊の淵に立たされている状況下で、国際協調の下に、いうならば金融・財政のあらゆる施策を動員して、経済が奈落の底に落ちることなく踏みとどまれるように奔走するという経験を致しました。世界経済は二度目の世界恐慌に陥ることなく、踏みとどまれたところです。
リーマンショック後のいわゆるポスト・クライシスの世界においては、中国をはじめとする新興国の発展を背景にますます進展するグローバル化に企業や個人がいかに対応していくかが非常に重要な課題です。こうした企業や個人等の活動を法律面から支えていくことは、これからの日本の行く末にとっても極めて大きな意義を有することだと考えています。
私は、司法試験から37年の歳月を経て、弁護士法5条の認定をいただき、この度、弁護士登録をしたところです。この世界では全くの新参者ですが、関係する方々のご指導をいただき、また、行政におけるこれまでの経験・知識も活かしながら務めて行きたいと思いますのでよろしくお願い致します。