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【入所】当事務所では2008年に最高裁判所判事を退官された才口千晴弁護士を顧問として迎えました

2011/03/01

当事務所では2008年9月をもって最高裁判所判事をを定年退官された才口千晴弁護士(東京弁護士会)を本日3月1日付で顧問として迎えました。以下、才口千晴弁護士の入所のご挨拶を掲載いたします。

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再出発のごあいさつ

最高裁判所判事を退官して早くも2年半が過ぎようとしています。
このたび、縁あってTMI総合法律事務所に顧問として勤務させていただくことになりました。
本より素性と経歴は“倒産弁護士”の1人として約38年間弁護士業務に携わり、その間に倒産法制の立案や実務に関与してから青天の霹靂で最高裁判所判事に任官し、約5年の任務を終えて弁護士に再登録し、JALをはじめとする各種のコンプライアンス委員等を歴任して一息ついていたところです。

ところで、退官して故郷に帰還した感懐は「田園まさに蕪(あ)れなんとす」の帰去来辞の心境であり、法曹界の状況は大きく変わり、法曹人口の増加もさることながら、弁護士倫理がいささか頽廃したとの感は拭えませんでした。政治の混迷に加えて経済の停滞、そして司法の危機も取沙汰されるようになって、退役戦士は自省の念を込めて法曹の来し方を検証し、行く末を展望しようなどと模索しておりました。
また、退官判事の身の置き場は殊のほか所在ないものでもありました。
折しも、TMI総合法律事務所の皆様から熱意あるお誘いをいただき、その意気に感じて余す人生を意義あるものとするために再出発する決断を致しました。

とは言え、今までこのようなメガ・ローファームに所属したことがありませんのでいささか心許なく、また大した職責と貢献は果たせないと思いますが、これからは事務所の志を同じくする多くの若手弁護士の指導と研鑽、そして他の仲間とともに今日までの知識と経験を生かして切磋琢磨させていただく覚悟です。
何卒、よろしくお引き回しの程をお願い申し上げます。

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