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【入所】本田悦朗氏顧問就任のお知らせ

2015/04/01

当事務所では本田悦朗氏を本年4月1日付で顧問として迎えました。以下、本田氏の入所のご挨拶を掲載いたします。

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我が国を取り巻く環境は、今、劇的に変わりつつあります。

我が国経済は、15年余りにわたって日本を苦しめてきたデフレから漸く脱しつつあります。これまで何回かそのチャンスがありましたが、その都度金融政策を中心とする政策の失敗によってデフレからの脱却に失敗し、国民にはデフレ・マインドがこびりついてしまいました。リスクをとることを拒否し、ひたすら預貯金をため込んでしまったのです。これを何とか緩やかなインフレ・マインドに転換し、経済の好循環につなげ、さらに生産性を上げて持続性のある経済成長につなげる。これが、「アベノミクス」の神髄です。私は、このことをニューヨーク駐在時代(2000~2013)にニューヨーク連銀から学び、そして、現在、安倍政権の参与として、その成功に向け邁進しております。

世界はソ連邦の崩壊の後、米国の一極集中を経て、多極化に向かっております。その中で、9・11同時多発テロ、アフガン戦争、イラク戦争、リーマンショック、シリア内戦、ウクライナ問題、自称「イスラム国」のテロといった難問が次々と起こっています。隣国中国は、その領土的拡張の野望を隠そうともしません。

私は、モスクワ・ロサンジェルス・ワシントンDC・ニューヨーク・ロンドンに計13年駐在し、また、財務省や外務省の職員の立場でそれらの歴史的な大事件を皮膚感覚として体験してきました。その激動の中で、いかにして日本を豊かで誇りある、真に独立した主権国家にするか、考え続けてきました。これらのイベントは、法律、経済、社会及び政治的要因が複雑に絡み合っています。今回、内閣官房参与としての立場だけではなく、法律専門家集団としてのTMI総合法律事務所の活動に参画する機会を与えていただいたこと、心より感謝申し上げます。

私としては、これまで培ってきた経験、知恵、人脈などを最大限活用して、皆様が少しでも大きく、幅広く、またスムーズにご活躍できるよう、微力ながら全力を尽くして参りたいと考えております。

不慣れで皆様にご迷惑をおかけすることも多いと心配していますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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