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【特許商標ブログ】理系学生の新卒採用(特許技術者・弁理士)
2024.05.01
理系学生の皆さん、「法律事務所」や「特許事務所」を就職先の候補として検討されたことはありますでしょうか?そもそも、「弁理士」という国家資格をご存知でしょうか。
弁理士は、特許などの知的財産の保護や活用を担うプロフェッショナルです。特許の発明を理解するにあたり、大学で学んできた技術の知識や経験を存分に活かすことができ、また、特許の実務を通じて技術的知識を蓄積していくことができるのです。
TMIの特許部門では、毎年、理系のすべての学科(電気情報、機械、化学、バイオ等)を対象に、特許技術者・弁理士の新卒採用を行っています。
(新卒で入所した弁理士・特許技術者たち。みな優しいです!)
弁理士の主な業務の一つは、発明者が創出した発明を「特許明細書」という書面に書き表すことです。この「特許明細書」の書き方によって、特許を取得できるかどうか、さらには、取得した特許を活用できるかどうかが大きく左右されますので、生まれた技術の価値に影響を与える重要な書面です。
弁理士資格を取得するまでは、特許技術者として、弁理士を補助するかたちで活躍していただきます。
また、国内のみならず海外に特許出願するケースも多々あります。海外特許出願では、世界各国の弁理士や特許弁護士と協働して権利取得を目指します。
英語力はOJTで身に着けるほか、海外留学制度(1~2年間)を利用することもできます。一年目に米国の大学のLLMで法律を学んだりMBAでビジネスを学んだりして、二年目に海外の法律事務所で知財実務を体験する、という海外経験を積んだ先輩が沢山います。
特許法等の法律を学んでいきますが、入所時は法律の知識は必要ありません。弁理士試験の合格に向けて勉強する中で、特許法や商標法などの知的財産法を学んでいきます。
技術力・法律力・語学力を身につけたい方、活かしたい方は、弁理士や特許技術者の仕事に向いているでしょう。これらすべてを身に付けようと研鑽していくタイプの先輩もいれば、このうちのどれかは誰にも負けないという気持ちで磨いていくタイプの先輩もいます。
新卒を含む未経験者への教育指導体制も充実しており、安心して知財のキャリアを歩むことができます。
<新卒で入所した所員から>
Aさん(2022年 工学系研究科応用化学専攻卒業 / 2023年 弁理士登録)
「特許技術者・弁理士として、法律事務所に新卒で入所する友人はおらず、入所当初は漠然とした不安を感じていました。しかし、TMIにはコミュニケーションをとりやすい雰囲気があるため、何でも相談でき、不安はすぐに払拭されました。また、業務においては、先輩方の指導を受けながら、多種多様な案件を通じて、着実に基礎を身につけられる環境が整っており、恵まれた環境だと思います。ぜひ、一緒に働きましょう!」
Bさん(2022年 総合理工学研究科情報専攻卒業)
「理系ながら法律事務所に就職することに少し不安を感じていましたが、経験豊富な先輩弁理士の先生方が丁寧にご指導くださり、様々な面白い案件に携わることができています。もちろん、仕事である以上、大変だと感じることはありますが、やりがいを持って楽しく働ける環境が整っています。特許業界に少しでも興味のある学生さんはぜひTMIの門を叩いてみてください!」
下記の採用情報のページに他のブログへのリンクを貼ってありますので、併せてご覧ください。
ご応募やお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください!
採用情報:弁理士採用・特許技術者採用ページ
お問い合わせ先(弁理士・特許技術者採用):recruiting_pat_tm@tmi.gr.jp