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【特許商標ブログ】中国深圳市での特許セミナー講師
2023.11.15
世界最先端の技術を生み出している中国は深圳。
その深圳では知財活動も活発であり、深圳市市場監督管理局(知的財産権局)及び深圳市特許協会(Shenzhen Patent Association; SZPA)は、海外における知的財産保護への取り組み及び権利行使に関する教育プロジェクトを推進しており、その一環として主要外国別のセミナーを開催しています。その第2期セミナーが、2023年9月26日に深圳市で行われ、弁理士・阿部豊隆、弁理士・韓明花がスピーカーとして登壇しました。
(SZPA協会によるセミナー報告:“深圳市海外知识产权保护机制建设和维权培训”(第二期)圆满结束! (szpa.org))
深圳にはHUAWEI(華為)、Tencent(騰訊)、BYD(比亜迪)等、数多くの中国の大手企業が本社を構えており、深圳市特許協会はこれらの中国企業や現地の法律・特許事務所が多く関与しています(深圳市专利协会--关于协会 (szpa.org))。
セミナーのテーマは日本における特許保護及び権利行使というもので、前半は日中両国の弁理士資格を所有し日中の特許訴訟案件に携わっている韓弁理士より、中国制度と比較しつつ日本の制度や動向を中心に、後半は特許訴訟の経験も豊富でグローバル企業でインハウスとしての経験も有する阿部弁理士より、日本特許訴訟の判例を中心に、講義を行いました。来場した企業知財担当者や弁護士・弁理士と熱い議論で盛り上がり、両国のプラクティスの相違を整理する絶好の機会となりました。
TMIはこのように各国の知財実務家との交流を図ることによっても知見を蓄積しており、今後もクライアントの皆様に役に立つ有益な情報発信に心がけて参ります。