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【TMI拠点紹介ブログ Vol.5】地域とともに歩み、未来を切り拓く ―名古屋オフィス―
2026.01.13
2012年4月、TMI総合法律事務所名古屋オフィスは、TMIにとって国内初のブランチとして産声を上げました。自動車産業をはじめ、日本経済をけん引する有力企業が集積する東海地域。その中枢である名古屋に拠点を構え、高度で専門的な企業法務を、地域に根ざして提供したい——それが設立の原点です。
日本の弁護士の約半数が東京に集中している現実のなか、東京以外の地域では、企業法務に関するリーガルサービスの“量”も“質”も十分に行き届いているとは言い切れません。名古屋オフィスは、そのギャップを少しでも埋めたい、との思いで誕生しました。単なる「東京の出張所」ではなく、地域の課題を理解し、地域の未来に責任を持つ存在であること。それが、私たちのスタンスです。

地域独自のニーズを知るということ
地域には、地域ならではの課題と悩みがあります。東海地域では、自動車産業を中心としたサプライチェーンの高度化・国際化、海外法務対応の常態化、南海トラフ地震への備え(しかし、日常的な地震は少なく、防災意識向上は十分ではない)、過疎化や人手不足(それを補うための外国人労働者の増加)といった社会課題、さらには企業内の法務人材育成や社外役員・ガバナンス強化へのニーズが顕在化しています。
名古屋オフィスでは、日常的な契約・コンプライアンス対応から、海外進出・海外取引、モビリティ・物流関連法務対応、労務問題対応、危機管理・不正調査(不祥事対応)、企業再編・買収(M&A)、紛争対応、税務対応、知財対応、スタートアップ支援まで、“現場で本当に必要とされる法務”に向き合ってきました。特に、南海トラフ地震を想定したBCP(事業継続計画)や危機対応体制の構築は、地域性を強く反映した分野です。
「繋がる」ことで見える、本当の課題
地域ニーズは、机上では見えてきません。私たちは、繋がることを何より大切にしています。自動車関連産業をはじめとする地元企業、大学・学校、愛知県や名古屋市などの自治体、愛知県弁護士会、経済団体、ロータリークラブ、さらにはボランティア活動や地域行事への参加まで——。こうした日々の交流の中で、企業や地域が抱える“生の声”に触れてきました。
スタートアップ支援においては、2024年秋に鶴舞公園に新築されたSTATION Ai(ステーション・エーアイ)内にオフィスを設け、日ごろから起業家の皆様の声に耳を傾け、新規事業・オープンイノベーションを法務面から後押ししています。
地域イベント(フェスや駅伝大会、ゴルフコンペ等)への参加・応援といった一見「法務とは無関係」に思える場も、信頼関係を築き、課題を共有する大切な接点です。
学び続ける組織であるために
社会や技術が急速に変化する今、学びを止めたリーガルサービスは、価値を失います。名古屋オフィスは、防災・減災をテーマとした「あいち・なごや強靭化共創会議(産業防災研究会)」や「ぼうさいこくたい」に参加し、また、スマートシティ関連の取り組みや生成AIの社会実装など、最前線の知見を積極的に吸収してきました。
生成AIの導入支援においては、単なるリスク指摘にとどまらず、どう使えば競争力になるのかという視点での法的支援や知財面での支援を提供しています。技術を理解し、事業を理解する——それが、企業法務に求められる姿だと私たちは考えています。
ニーズに合ったサービスを、チームで提供する
名古屋オフィスでは、現時点で、個性を磨いた16名(※)の弁護士・弁理士が、クライアントのニーズに合わせてチームを組み、その強みを発揮しています。
大手自動車メーカー等の法務部での出向経験者による、企業法務のリアルな現場に活きるリーガルサービスに加え、元検察官や公認会計士資格を有する弁護士らによる不正調査対応、インドやフィリピンへの駐在経験のある弁護士による海外法務支援、国土交通省出向経験を有する弁護士によるモビリティ・物流分野の支援、弁理士による特許・商標対応など、多様な専門性で、チームとして対応できることが、私たちの強みです。
これらの名古屋オフィスメンバーの専門性に加え、名古屋にいながら、700名(※)を超えるTMI全体の弁護士・弁理士の知見とリソースを自在に活用できる体制が整っています。
※人数はいずれも2026年1月時点のものです。
知ってもらう、そして共感してもらう
どれほど良いサービスも、知ってもらわなければ存在しないのと同じです。名古屋オフィスでは、セミナーや研修を通じた情報発信にも力を入れてきました。さらに、所属弁護士による落語の披露(FabCafeNagoya、浅草木馬亭、大阪・関西万博など)や地域フェス(あいちフューチャーフェス、地域の祭り)、TechGALA Japan、ぼうさいこくたいなどへの参加、防災ラジオでの発信など、少し意外に思われるかもしれない形での情報発信・地域参加も大切にしています。
“難しい法務を、わかりやすく”。そして、“リーガルサービスを、もっと身近に”。その姿勢こそが、地域に根ざす法律事務所としての私たちの役割だと思っています。
これからも、地域とともに
名古屋オフィスは、これからも東海地域の企業・人・社会とともに歩み続けます。地域の課題を知り、繋がり、学び、最適なサービスを届け、知ってもらう。その積み重ねが、企業の成長を支え、地域の未来を形づくると信じています。
ここ名古屋から、日本、そして世界へ。
TMI総合法律事務所名古屋オフィスは、今日もまた新しいチャレンジを重ねながら、その役割を果たすとともに、発展し続けます。














