TMI 総合法律事務所では、主にクライアント様を対象に情報提供の場として、特別セミナーを開催しておりますが、今回は大阪オフィスにて、「ヘルスケアビジネスシリーズ（全5回）」と題するセミナーを開催いたします。

第1回は、ヘルスケアデータについてご説明いたします。

ヘルスケアビジネスにおいて、リアルワールドデータ（RWD）やパーソナルヘルスレコード（PHR）などを含む、データ利活用が重要であることは言うまでもありません。しかしながら、ヘルスケアビジネスにおいて用いられるデータの多くは個人情報であり、また、健康状態を含む機微性が高い情報であることから、個人情報保護法や各種ガイドラインにおいて、一定の保護がされています。また、個人情報保護とは異なる観点で、研究倫理の観点から「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」が、文書保存の観点からいわゆる3省2ガイドラインが制定されており、データの取扱いが定められています。これらの規律は複雑に絡み合っており、さらに、頻繁に改正されるため、総合的に理解することが難しくなってきています。

他方で、これらの規律については、例外規定や実務上の工夫が存在し、また、次世代医療基盤法は、匿名加工医療情報及び仮名加工医療情報の利活用を推進しようとしています。ビジネスをブラッシュアップさせていくためには、データを利活用する方策についての知識を持つことが有用です。また、医療情報の二次利用を可能にする法案策定に向けて議論が進められており、もしも成立すれば、ヘルスケアデータビジネスが大きく進展することが期待されています。これに関する現在の議論状況についてもご説明する予定です。

本セミナーでは、主に以下のトピックを中心に解説します。（もっとも、講演内容については若干の変更が生じる可能性がありますことは予めご了承ください）。
ご多用中とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

【概要】
1　個人情報保護法
　（1） 個人情報保護法の概要
　（2） ヘルスケアに関するガイドライン
　（3） 次世代医療基盤法
2　人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
3　3省2ガイドライン
4　実務対応
5　近時の法改正の動向
6　質疑応答

【申込方法】
以下の本セミナー専用申込ページより、お申込をお願いいたします。
申込期間 ：2024年6月17日（月）10：00～同年6月28日（金）17：00
本セミナー専用申込ページ：https://tmi.smktg.jp/public/seminar/view/22996
※お申込について
・1社2名様まで、先着順の受付とさせていただきます。定員になり次第お申込受付を終了いたしますので、何卒ご了承ください。（定員：30名）