TMI総合法律事務所では、主にクライアント様を対象に情報提供の場として、無料にて月例セミナーを開催しておりますが、第195回は「海外事例から見る、化学の規格関連特許の可能性」と題するセミナーを開催いたします。

近年、米国が「National Standards Strategy for Critical and Emerging Technology (NSSCET)」、欧州が「Standardization Strategy」、中国が「中国標準2035（China Standards 2035）」をそれぞれ策定し、国家主導で、製品や技術の仕様・基準を国際的に統一する「国際標準化」を戦略的に推進しています。その標準化の対象は、環境、化学、農業、バイオなど非IT分野にも急速に拡大しており、これまで標準化とは縁がなかった企業においても、標準化動向を無視できない時代が到来しています。

特に、グリーン・トランスフォーメーション（GX）の潮流や、非IT分野とデジタル技術と融合の進展により、標準化（規格化）と特許戦略が新たな局面を迎えています。持続可能航空燃料（SAF）、医薬品識別（IDMP）対応、スマート農業、プラスチックリサイクル等、さらにはこれら化学分野とITが交差する新技術分野で、標準規格に必須又は準必須である規格関連特許が出現し始めています。

本セミナーでは、化学分野における標準化と特許の交差領域に焦点を当て、世界の標準化動向、化学分野における規格関連特許の概念、それらの海外事例を徹底解説します。化学分野における具体的な海外事例や、規格関連特許としての技術の見極め方、規格特許の戦略的発掘方法に至るまで、実務的な観点から詳細にご紹介します。

さらに、パネルディスカッションを通じ、「化学分野における標準必須化の可能性」、「規格と特許戦略」、「日本企業が取るべき戦略」について多角的に議論します。

世界規模で加速する標準化の潮流を前に、日本の化学企業や関連業界は、単なる追随ではなく、主体的かつ戦略的な関与をしていくことが求められています。本セミナーを通じて、グローバル標準化のトレンドを掴み、自社の知財戦略を一歩先へと進めるための貴重な機会となれば幸いです。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

【概要】
1．世界的な標準化の流れと化学分野への影響
2．化学分野における規格関連特許の可能性と実態
3．海外先進事例から見る規格関連特許
4．規格関連特許の発掘方法と実務的アプローチ
5．パネルディスカッション
6．質疑応答

【開催日時】
≪会場開催≫
【東京オフィス】
2025年6月24日（火）14：00～15：45（受付開始13：30）

≪オンデマンド配信≫
2025年7月16日（水）10：00～同年8月14日（木）16：00
※Vimeoによるオンデマンド配信となります。
　ご利用にあたってはこちらの注意事項をご一読の上 お申し込みください。

※受付事務との関係で、セミナー開始後30分以降は、入室をご遠慮いただくことがございます。
※質疑応答は東京オフィス会場のみ受け付けいたします。
　オンデマンド配信中の質疑応答は受け付けできませんので、何卒ご了承ください。

【申込方法】
以下の、本セミナー専用申込ページより、申込をお願いいたします。
申込期間（会場開催）　　　　　： 2025年5月28日（水）10：00～同年6月10日（火）17：00
申込期間（オンデマンド配信）　： 2025年5月28日（水）10：00～同年7月9日（水）17：00
本セミナー専用申込ページ　　 ： https://tmi.smktg.jp/public/seminar/view/27451

※事前質問は、会場開催の申込期間のみ受け付けいたしますので、予めご了承ください。
※会場開催へのお申込について
・1社2名様まで、先着120名様の受付とさせていただきます。定員になり次第お申込受付を終了いたしますので、何卒ご了承ください。
・後日オンデマンド配信の視聴用URLもご案内いたしますので併せてご活用ください。